三日坊主の対処法としての認知行動療法 | 株式会社CBTメンタルサポート

何をやっても長続きしない。。。はたして三日坊主に認知行動療法は活用できるのだろうか。今回は三日坊主の対処法としての認知行動療法についてお話していきたいと思います。

私自身何をやっても三日と続かない人間でした。アレもダメ、コレもダメ、、、そんな日々を過ごすと自分は何も継続することができないダメな人間かのように見えてきます。しかし本当に何をやっても続かないといえるのでしょうか。長続きせず三日坊主で終わってしまう目標の多くは、現在の生活習慣にないことを無理に詰め込もうとしている状態だとも言えます。例えば貴重なゲーム時間を削って習い事の時間に充てるなどがそれにあたります。ルーティン化している生活習慣はなかなかに強力ですぐに元の状態に戻そうとしてきます。その結果、新たに取り入れたはずの習慣ではなく元の習慣に戻っていくのです。つまり、すでにルーティン化している日常に戻るのです。続かないどころか続きすぎてしまうのです。何をやっても長続きしすぎる人になってしまっているのです。

なので何をやっても長続きしない人だなんて思わないでください。あなたはかけがえのない習慣をすでに継続しているのです。でも、もし現在の習慣が今後の生活に悪影響を及ぼすとしたら、夢をかなえるために新たな習慣を形成していきたいと考えているのであれば何とか三日坊主にならない方法を模索することも大切になるかもしれません。

認知行動療法を駆使して三日坊主は克服できるのでしょうか。けっこう大変だけどきっと何とかなると私は思います。でもけっこう大変です。本当に大変です。なんせ元の習慣に戻そうとする力が強いですから。その強烈な力を認知行動療法でサラリと対処していきましょう。

1.生活習慣の分析

まずは現在の習慣を分析しましょう。自分がどのような習慣を送っているかしっかりと把握するのです。新しい習慣を入れる隙間を見つけるのです。娯楽の時間を減らしたい?残念ながら楽しい時間であればあるほど引き戻しの力は強烈になります。睡眠時間を削る?それはお勧めしません。身体を壊してしまいます。ちょっと頑張ってやっていることくらいの方が変更しやすいです。新たな習慣を身に着けるということは今すでにある何らかの習慣を断捨離することでもあります。どの時間もかけがえのないものだと気づいたらそれだけでも認知行動療法をやってみた甲斐があると思います。ちなみに私は仕事時間を思いきって断捨離しました。そうすることでその時間を思うように使うことができるようになりました。

2.新たな習慣に置き換える

隙間が見つかったら次は新たに習慣にしたいことをその枠に入れてみましょう。最初は抵抗がでるかもしれません。元の習慣に戻そうとしてくるかもしれません。なので最初はなるべく短時間かつあまり頑張らなくてすむ難易度に調整しましょう。ウォーキングなら数分くらいからで大丈夫です。それだと上達しないと思われるかもしれませんが、一度新しい習慣が定着するとそれをパワーアップするのはそれほど難しくありません。

3.三日坊主の記録

万が一、三日坊主の予兆が見えたらその出来事を記録して分析してみましょう。どのような状況でどう考えどう行動したことが予兆なのか把握してみましょう。例えばダイエット中なのに、自販機を見た際に「今日くらいいいか」と考えジュースを買って飲んだなどになります。

4.三日坊主対策

三日坊主の予兆を分析できたら次は対策について考えましょう。ポイントは3つです。1つ目は環境を調整することです。ダイエットの場合はコンビニや自販機がある場所を歩かないなどがそれにあたります。2つ目は考えを調整することです。何らかの誘惑に負けそうになったときは、その考えを振り返り何のために新しい習慣を送りたいと考えてみるか振り返ってみましょう。3つ目は行動の調整です。甘い飲み物の代わりにお茶を購入する、「自分ならやれる」と言い聞かせる、その場を離れるなどです。

5.新しい習慣を維持するために

友人に宣言する、家族にお金を預けて習慣化ができなければそのお金を家族にプレゼントする、ご褒美を用意する、誰かと一緒にやる、新しい習慣を達成しないと既存の習慣ができないようにするなどなどやらざるを得ない仕組みを考えてみましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。認知行動療法を駆使して三日坊主への対処法を整理してみました。本記事が皆様のお役にたてれば幸いです。

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