認知行動療法研修の効果とは?受講者の声と実践例 | 株式会社CBTメンタルサポート

はじめに

「認知行動療法(CBT)を学んでみたいけれど、どこから始めたらいいか分からない」
「実際に研修を受けると、どんな変化があるの?」

こうした声を多く耳にします。CBTは、ただ知識として学ぶだけでなく、実際の支援の中で「使えるようになる」ことが何より重要です。

この記事では、CBT研修を受講された方々の実際の声や、現場での活用例を紹介しながら、CBT研修がどのように日々の実践を支えるのかをお伝えします。


認知行動療法研修で得られる3つの変化

1. 面接の内容を構造的に整理しやすくなる

CBTでは、問題を「状況」「認知」「気分」「行動」といった要素に分けて整理していきます。
その視点が身につくことで、クライエントの話が単なる情報の羅列ではなく、「どこに介入すればいいか」が見えやすくなります。

✔️「整理しながら聴く」技術が身につくと、面接の目的や流れを見失いにくくなります。


2. 面接での判断がしやすくなる

CBTを学ぶと、場面ごとに「今、どこを扱うべきか」「どう支援を進めるか」といった判断に必要な“視点”が養われます。
経験年数にかかわらず、「感覚だけに頼らずに支援できるようになった」といった声も少なくありません。

✔️状況に応じた「介入の優先順位」や「使える技法」を選ぶ力が身につきます。


3. ケースを説明しやすくなる

支援の方向性や理由を周囲に共有することは、心理職にとって欠かせないスキルの一つ。
CBT研修を通して「ケースの整理」「介入の意図」「支援のプロセス」を言語化する力が高まることで、報告や相談もしやすくなります。

✔️ケース検討会や他職種連携の場面でも、自分の支援の根拠を明確に伝えられるようになります。


受講者の声

🧑‍⚕️ 「自然に“何が起きているか”に注目できるようになりました」
スクールカウンセラー(臨床心理士)

「面接中に、気持ちや背景を丁寧に聴いていく中で“今の状況でどんな考えが浮かんでいるのか”といったことに目を向けるようになりました。話を深める視点が少し増えた気がします。」


👩‍💼 「整理して考えるきっかけが増えた」
精神科クリニック勤務(社会福祉士)

「面接で感じていた“何となく迷う”感覚が、整理の観点を知ることで少しずつ減ってきました。
やみくもに焦らず、まず落ち着いて構造を整理するというスタンスが取れるようになった気がします。」


👨‍🏫 「支援内容を説明する場面で助かっています」
企業内カウンセラー(公認心理師)

「他職種との連携やカンファレンスの場で、どういう意図で支援しているかを説明する機会があります。
CBTの視点を使うと、話の筋道が立てやすくなって、共有しやすくなりました。」


現場での活用例

🌱 事例①:不安の強い相談者への「思考の整理」

職場の人間関係に強い不安を感じていたクライエントに対して、研修で学んだ「気分―認知―行動」のフレームを活用。
「繰り返し出てくる考え」を整理したことで、感情の波が少しずつ落ち着いてきたという報告がありました。


🌱 事例②:不登校の子どもに対して行動活性化を応用

「学校が怖い」と言っていた中学生に対し、「少しでもできたことに焦点を当てる」介入を実施。
行動記録をつけてもらいながら、小さな成功体験を積み重ねていく中で、通学へのハードルが少しずつ下がっていきました。


まとめ

CBT研修は、知識を増やすだけのものではなく、
現場の“迷い”を減らし、“整理する力”を育てる実践的な学びの場です。

そんな変化が、日々の支援にじわじわと効いてくる。
それが、認知行動療法研修の本当の価値なのかもしれません。

研修情報はこちら

https://cbt-mental.co.jp/seminar

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