2025年04月20日
- 認知行動療法
認知行動療法(CBT)とは?基礎から学ぶ研修ガイド

はじめに
近年、心のケアやセルフマネジメントの手法として注目を集める「認知行動療法(CBT)」。 しかし「聞いたことはあるけれど、実際はどんなもの?」と感じている方も多いかもしれません。 この記事では、初めてCBTを学ぶ方に向けて、基礎からわかりやすくご紹介していきます。
認知行動療法(CBT)とは?
認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioral Therapy)とは、
「認知(ものの捉え方や考え方)」と「行動(実際のふるまい)」に働きかけることで、心の困りごとを整理・解決していく心理療法です。
CBTでは、「過去の原因」を深掘りするよりも、
**「今、何が起きているのか」**を丁寧に整理し、対処していくことを大切にしています。
たとえば、
- 人前で緊張する
- 気分が落ち込みがち
- 失敗への恐怖で行動できない
こういった困りごとを、単なる「性格」のせいにするのではなく、
その場面でどんな考えが浮かび、どんな行動を取ったのかを一緒に整理していくイメージです。
CBTの基本ステップ
CBTでは、心の困りごとを次のようなステップで整理していきます。
1. 困りごとの整理
- どんな場面で
- どんな気持ちになり
- どんな考えが浮かび
- どんな行動をとったか
を丁寧に言葉にしていきます。
この時、「何となくこんな感じだった」ではなく、
具体的な場面をイメージできるくらい細かく整理していくのがポイントです。
2. パターンの発見
複数の場面を整理すると、
- 繰り返し出てくる考え方
- よく取る行動パターン が見えてきます。
CBTではこれを「共通する認知・行動パターン」として捉えます。
3. 新しい視点や行動の検討
困りごとを整理したら、
- 「この考え方はどんな影響を与えているか?」
- 「もっと楽になる考え方や行動はないか?」 を一緒に考え、必要に応じて新しい行動を試していきます。
無理に「考えを変えましょう」とはせず、
まずは「自分にこういう考え方のクセがあるんだな」と気づくことを重視します。
CBTはどんな人に向いているの?
CBTは、以下のような方におすすめです。
- 物事を深く考えすぎてしまう
- ネガティブな気持ちに飲み込まれやすい
- 失敗や評価への不安が強い
- 日常生活に支障をきたすストレスを抱えている
また、心理支援を行う専門家にとっても、
クライエントの「困りごと」を整理する強力なツールとなります。
CBTを学ぶメリット
✅ 自分の「思考」と「行動」のパターンを客観的に見つめられる
✅ 気持ちの波に振り回されにくくなる
✅ 問題解決力・セルフマネジメント力が高まる
✅ 専門家として支援スキルが大きく向上する
CBTは、単なる理論ではなく、実践を通して本当の力になるスキルです。
CBT研修で得られること
CBTメンタルサポートでは、
初学者から実践者まで、レベルに合わせた研修を提供しています。
研修では、
- 困りごとの整理のしかた
- クライエントへの問いかけの工夫
- ケースごとの実践練習 など、現場で本当に役立つスキルを丁寧にお伝えしています。
さらに、安心して「わからない」を言える雰囲気づくりを大切にしているため、
初心者の方も安心して学びを進められます。
まとめ
認知行動療法(CBT)は、心の困りごとに対して「今、何が起きているか」を整理し、
小さな一歩を積み重ねる心理支援の方法です。
もし「もっと自分を理解したい」「支援スキルを高めたい」と感じたら、
ぜひCBTの研修で、基礎から一緒に学びを始めてみませんか?
あなたの最初の一歩を、全力でサポートします!
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